好きラノ2022年下記投票
・紙城境介『継母の連れ子が元カノだった9 プロポーズじゃ物足りない』
【22下ラノベ投票/9784041119549】
・竹町『スパイ教室08 《草原》のサラ』
【22下ラノベ投票/9784040746074】
・西条陽『わたし、二番目の彼女でいいから。4』
【22下ラノベ投票/9784049144017】
【22下ラノベ投票/9784040747286】
・さがら総『恋と呪いとセカイを滅ぼす怪獣の話』
【22下ラノベ投票/9784046819369】
・てにをは『また殺されてしまったのですね、探偵様4』
【22下ラノベ投票/9784046817501】
・川原礫『デモンズ・クレスト1 現実∽侵食』
【22下ラノベ投票/9784049146776】
・朝白深也『優しい嘘と、かりそめの君』
【22下ラノベ投票/9784049147483】
・逆井卓馬『豚のレバーは加熱しろ(7回目)』
【22下ラノベ投票/9784049147490】
・三雲岳斗『虚ろなるレガリア4 Where Angels Fear To Tread』
【22下ラノベ投票/9784049145779】
刊行順。『継母の連れ子が元カノだった9 プロポーズじゃ物足りない』の主役二人の関係をひとつひとつ詰めていくクライマックスはこれまでの一気に感情を盛り上げるような山場とは異なるがこの二人にはふさわしいように思う。『わたし、二番目の彼女でいいから。4』は昨年一番読みながらおい!!!!と言いたくなった本。この続きはどうするんだろう。『恋と呪いとセカイを滅ぼす怪獣の話』は諸々*1あった作品ですが当事者である河野裕氏が「経緯の説明に納得したので、問題視していない。」*2と述べていることもあり気にせず投票しました。『また殺されてしまったのですね、探偵様4』は正直これまではミステリ的に物足りなさを感じていたシリーズだったのですが今回はミステリとして十分楽しめた巻だった。『デモンズ・クレスト1 現実∽侵食』読み始めはSAOの焼き直しかなと思ったけど、そこに十五少年漂流記(蠅の王かも)の要素が加わりとても面白かった。『優しい嘘と、かりそめの君』は特にヒロインの可愛さです。
好きラノ2022年上期投票
・依空まつり『サイレント・ウィッチ III 沈黙の魔女の隠しごと』
【22上ラノベ投票/9784040743752】
・紅玉ふくろう『チヨダク王国ジャッジメント2 姉と俺とで異世界最高裁判所』
【22上ラノベ投票/9784046811806】
・成田良悟『Fate/strange Fake(7)』
【22上ラノベ投票/9784049142839】
・竹町『スパイ教室07 《氷刃》のモニカ』
【22上ラノベ投票/9784040742540】
・西条陽『わたし、二番目の彼女でいいから。3』
【22上ラノベ投票/9784049142327】
・逆井卓馬『豚のレバーは加熱しろ(6回目)』
【22上ラノベ投票/9784049143515】
・林トモアキ『秘密結社デスクロイツ 3』
【22上ラノベ投票/9784065284001】
・二月公『声優ラジオのウラオモテ #07 柚日咲めくるは隠しきれない?』
【22上ラノベ投票/9784049144499】
・綾里けいし『霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない2』
【22上ラノベ投票/9784094530742】
・メグリくくる『暗殺者は黄昏に笑う 2』
【22上ラノベ投票/9784824002082】
好きラノ2021年下期投票
次巻ないのでとりあえずタイトルだけ
・紙城境介『僕が答える君の謎解き 2 その肩を抱く覚悟』
【21下ラノベ投票/9784065250440】
・西条陽『わたし、二番目の彼女でいいから。』
【21下ラノベ投票/9784049135831】
・菊石まれほ『ユア・フォルマIII 電索官エチカと群衆の見た夢』
【21下ラノベ投票/9784049140019】
・竹町『スパイ教室06 《百鬼》のジビア』
【21下ラノベ投票/9784040742533】
・うさぎやすぽん『キミの青春、私のキスはいらないの?2』
【21下ラノベ投票/9784049141016】
【21下ラノベ投票/9784049139051】
・滝本竜彦『異世界ナンパ 無職ひきこもりのオレがスキルを駆使して猫人間や深宇宙ドラゴンに声をかけてみました』
【21下ラノベ投票/9784040743363】
・依空まつり『サイレント・ウィッチII 沈黙の魔女の隠しごと』
【21下ラノベ投票/9784040742243】
・小林一星『シュレディンガーの猫探し3』
【21下ラノベ投票/9784094530148】
・小川晴央『サクラの降る町 ―白ノ帳―』
【21下ラノベ投票/9784910052243】
好きラノ2021年上期投票
基本的になんか書くのはTwitterなので現状ここ半年に1度好きラノに投票するためのブログとなってますね。
・紙城境介『僕が答える君の謎解き 明神凛音は間違えない』
【21上ラノベ投票/9784065225257】
著者のデビュー作『ウィッチハント・カーテンコール 超歴史的殺人事件』は面白いミステリライトノベル作品だったので、またミステリも書いて欲しいと思っていた著者だったが、実際書かれるとその期待を大きく超えた作品が出てきた。無意識に犯人が判ってしまうヒロインのために、その推理過程を主人公が考えるという形式で、答え(犯人)が判ればいいというわけではないため、毎話ガチンコのロジックミステリになっている。
・紙城境介『継母の連れ子が元カノだった6 あのとき言えなかった六つのこと』
【21上ラノベ投票/9784041110430】
同じ作家を2つ入れるのどうかなと一瞬考えたが、どちらも外すわけにはいかない面白さ。最初、文化祭のイベント回的な箸休め+新キャラ紹介みたいな巻なのかな~と思って読んでいたら、徐々に青春のヒリヒリ感が乗っかってきて、これまで以上に主人公自身に踏み込んだクライマックスへとつながる。
・三雲岳斗『虚ろなるレガリア Corpse Reviver』
【21上ラノベ投票/9784049132526】
『ストライク・ザ・ブラッド』の著者による新シリーズ。きっちりキャラに好感を持たせてきっちりクライマックスを盛り上げきっちり次巻に興味を引かせる1つのお手本のようなシリーズ1巻。
・山口隼『ガンナー・ガールズ・イグニッション Case1.フェイタル・インシデント』
【21上ラノベ投票/9784865548648】
スパイアクションもの。リアルタイムの頭の中の考えを文章としていくような、一人称の語り口が作品にハマっていて良い。
・うさぎやすぽん『キミの青春、私のキスはいらないの?』
【21上ラノベ投票/9784049135749】
タイトルを見たときはキスを巡って駆け引きしていく感じのラブコメかな?と思ったら実際読むと人生の意味とはといった悩みにぶつかっていくまっすぐな青春小説。
・手城木正太郎『鋼鉄城アイアン・キャッスル』
【21上ラノベ投票/9784094518955】
松平竹千代(徳川家康)を主人公に城が巨大ロボとなり戦うロボットアクション小説。三河統一のため、反発する国衆たちをばったばったと倒していくパートが、様々な小ネタでゲラゲラ笑えて好き。
・呂暇郁夫『楽園殺し 鏡のなかの少女』
【21上ラノベ投票/9784094530124】
荒廃した世界を舞台にしたバディアクションもの。著者の前作とつながってるらしいことを読み終わった後にで知ったが、それを見たとき初めてそうだったのか~と思うくらいだったので今作から入っても少なくとも現時点では特に問題なかった。事件を追ってる途中で次巻に続き、まだ区切りがつく前で終わっているが 、この時点でもこれ好きだなと思わされたので投票。
【21上ラノベ投票/9784094518917】
この投票に合わせて、ずっと積んでたこのシリーズを一気読みした。なんとなく聞こえてた内容だとハードな展開のSFといったイメージだったが読んでみると少年漫画的な能力バトルものでもあったことに驚き、もう少しそこら辺も押し出す感じで宣伝たりしてもいいのではと思ったりした。(そういう作品は他にいろいろもあるので珍しいところを推すというのもまあわかるが)
好きラノ2020年下期投票
・池田明季哉『オーバーライト2 ――クリスマス・ウォーズの炎』
【20下ラノベ投票/9784049133233】
今巻はミステリ要素はなくミステリ好きとしてはちょっと寂しかったがかったが前巻と同じく魅力的な青春小説なのは変わらない。ブリストルという街の雰囲気を感じられる細かな描写も良い。
・紙城境介『継母の連れ子が元カノだった5 あなたはこの世にただ一人』
【20下ラノベ投票/9784041091654】
前巻は主役2人に動きのある巻で、これまでより一段階上がった面白さだなと感じたが、サブヒロインのいさなを中心とした今巻も負けずと面白かった。
・玩具堂『探偵くんと鋭い山田さん2 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくる』
【20下ラノベ投票/9784040646633】
日常の謎もののミステリ。謎解き的にもキャラクター的にも読んでいて楽しく長く続いてほしいシリーズ。
・佐伯庸介『グリモアレファレンス 図書委員は書庫迷宮に挑む』
【20下ラノベ投票/9784049130751】
現代の学校の図書館の地下がダンジョンになっているダンジョンもの。この舞台の身近さによって冒険に参加してみたいなという気持ちが湧いてくる。
・竹町『スパイ教室03 《忘我》のアネット』
【20下ラノベ投票/9784040737409】
面白いけど前巻が滅茶苦茶良かったからなーと思ってたら最後に一撃入れられた。
・谷川流『涼宮ハルヒの直観』
【20下ラノベ投票/9784041107928】
ハルヒの新作が読みたいという気持ちと、谷川流のミステリが読みたいという気持ちの両方を持っていた自分にとって、一挙両得と言っていい作品。
・手代木正太郎『むしめづる姫宮さん3』
【20下ラノベ投票/9784094518689】
主人公達の問題が簡単には解決されない厳しさがありつつも優しさも感じられる青春小説完結編。
・二月公『声優ラジオのウラオモテ #03 夕陽とやすみは突き抜けたい?』
【20下ラノベ投票/9784049134919】
アニメ見てると確かに稀に「突き抜けた」ように感じられる瞬間はあって、そこにはこういうドラマがあってもおかしくないように思うに
・悠木りん『このぬくもりを君と呼ぶんだ』
【20下ラノベ投票/9784094518542】
百合SF。前半の雰囲気作りが上手い。クライマックスあたりは少し真っすぐすぎてそのあたりの良さが少し減ってる感はあるけど期待の新人。
・竜騎士07『バケモノたちが嘯く頃に ~バケモノ姫の家庭教師~』
【20下ラノベ投票/9784049133844】
竜騎士07らしさがコンパクトにまとまった1冊。ミステリとして見ると完全にアンフェアって感じだがそこもらしさともいえる。
好きラノ2020年上期投票
・紙城境介『継母の連れ子が元カノだった4 ファースト・キスが布告する』
【20上ラノベ投票/9784041091647】
・岬鷺宮『三角の距離は限りないゼロ5』
【20上ラノベ投票/9784049131833】
普段自分はミステリを中心に本を読んでいて、この2作はどちらも作者のデビュー作がミステリという共通点がありその流れでミステリじゃないけど読んでおこうという気持ちで読みはじめたという感じだったのですが、主人公のルーツが描かれシリーズの転換点になるであろう『連れカノ4』、三角関係の不安と進路について焦燥感をヒリヒリと描いた『三角5』はどちらも青春ものとしてとても良く、現時点でのシリーズ最高巻と言える内容で、読んでいてよかったなと思わされました。
・辻堂ゆめ『ヒマワリ高校初恋部!』
【20上ラノベ投票/9784910040240】
先日終了が発表されたLINE文庫から刊行の、初恋をしたことない女子高校生4人が集まり恋愛について学ぶ部活「初恋部」を舞台にしたミステリ作品。大雑把に言うと恋愛ラボ+日常の謎という感じ。起きるのは日常の謎作品としても比較的シンプルな事件なのですが、特に1話3話のさらっとした描写での伏線の貼り方が好み。恋愛ラボの実践編のように実際に部員達が初恋をして事件が起こるような展開も読んでみたかったのですがLINE文庫が……
・北山猛邦『ダンガンロンパ霧切 7』
【20上ラノベ投票/9784065175330】
ミステリゲーム ダンガンロンパのスピンオフシリーズ最終巻。著者らしい物理トリックが今巻も炸裂し、シリーズを通して辿り着いた結末が胸を打ちます。
・片里鴎『異世界の名探偵 2 帰らずの地下迷宮』
【20上ラノベ投票/9784065191354】
昨年ミステリ好きの間で第1作が話題になった異世界転生ミステリの2作目。ロジックを積み重ねていく前作に対し今作は一発の発想が印象的で次はどんな手管を見せてくれるのか楽しみになります。
・池田明季哉『オーバーライト ――ブリストルのゴースト』
【20上ラノベ投票/9784049130188】
イギリス・ブリストルを舞台にグラフィティアートを題材とした小説。留学生の主人公とグラフィティ・ライターであるヒロインは「落書き探偵(グラフィティ・ディティクティブ)」と喩えられたりしながらグラフィティに関する事件を追ってるうちに市議会とライターの対立に関わることになる……というミステリ的な展開で、ある事件とは別の物語のポイントとなる点にも伏線が張られていたりするところが嬉しい。青春物語としても良く特にヒロインと主人公が一緒にゲームをしながら語りあう場面が好きです。
・竹町『スパイ教室02 《愛娘》のグレーテ』
【20上ラノベ投票/9784040736365】
タイトル通りスパイもの。ミステリ的な仕掛けの効いた1巻も良かったですが、よくあるシチュエーションも効果的に配置することでこんなにぐっとさせられるのかと感じいった2巻に投票します。
・成田良悟『Fate/strange Fake 6』
【20上ラノベ投票/9784049129564】
巻が進むごとに面白さが増していっている。
・二月公『声優ラジオのウラオモテ #02 夕陽とやすみは諦めきれない?』
【20上ラノベ投票/9784049132038】
一緒にラジオを始めることになった声優2人は実は同じ高校の(仲のよくない)クラスメイトだった!というシリーズの第2巻。1巻での一件落着から次の新しい展開への発展のさせ方が地続きに繋がっている感じで2巻目として上手いなと思いました。